アフターダーク2.0

2002-2003年にかけてテキストサイトヲチサイト「ダークマター」を運営していた濁の出涸らしブログ。基本、更新頻度低め。

シオカラーズのシオカライブに行ってきたよ! ニコニコ闘会議2016

まだ、放心状態から覚めやまないままこの文章を書いている。
それほど衝撃的だったのだ。ニコニコ闘会議2016のシオカラーズのライブ。シオカライブが。

行くつもりがなかった闘会議だけど、結局行ったのはこのシオカライブに尽きると言っていい。他のステージはともかく、このライブは生で観に行きたかったのだ。

電車を乗り継ぎお昼頃に幕張メッセに到着。
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コスプレ広場で目の保養をしながら大剣を構えて記念撮影をしたり、むやみに高い毒の沼地カレーを食べたり、スプラトゥーン甲子園を観戦したり。
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ただ、心の中に懸念はあった。シオカライブに入れない可能性があるのではないかと。

スプラトゥーン決勝の結果を見届けてから、早足で音楽ステージへ。シオカライブの前の別のアーティストのステージが始まる直前だったけど入ってしまう。パンフレットを見るとゲームミュージックバンド「TEKARU feat. Kenji Nakajo」。少なくとも待ち時間が苦痛になるステージではなさそうだし、実際はもっとファンになってしまったほど素晴らしいステージだった。
しかし、同じことを考えていた人は他にも多かったのだろう。周りの人たちもスプラトゥーングッズを持っていたりコスプレをした人達が多かった。そして、これが問題なのだろうけど、完全に満員になってしまった。
そして、「TEKARU feat. Kenji Nakajo」の方々も同じ事をネタにしていた。「シオカライブ待ちでステージに入ったんだろう」と。みんなが気にしていた事を先に触れてくれたこの発言でこの人達が好きになった。そして、他の観客も同じ気持ちだったのだろう。このステージも素晴らしい盛り上がりを見せた。

そして、ステージが終わり、シオカライブの準備が始まる。ステージを退場する観客は居なかった。そのため、入れなかった人達が通路に溢れていたみたいだ。
ふと壁側にある階段を見ると、運営関係者と思しき人達が並んでいた。さっきまでいなかったはずなので、彼らもシオカライブを注目しているのだろう。

待つ事数十分。過去のスプラトゥーンのPVが流れたまま準備が進んでいく。プロジェクションのためのガラス板が設置される。周りのボルテージも上がっていく。
そして、PVが終わりカウントダウンが始まった。一斉に数字を叫んでいた。

スクリーンに、ハイカラニュースが流れシオカラーズの漫才が始まる。
そして、暗転。そして、、

シオカラーズ降臨

アカリとホタルがステージに立っていた。
ガラス板に投影されたホログラフィック?
そんな事を言うのは野暮だ。いや、そういう考えすら滑稽に感じるほど、彼女たちは"そこにいた"。
そしてライブが始まった。
キミ色に染めて
俺も、観客のボルテージはいきなりマックス!
しかも、ダンスの振り付けは当然初めて見るものだけど曲もライブ用にアレンジされている!
興奮さめやらぬまま、間髪入れずに次の曲が始まる。
イマ・ヌラネバー!
バトルラストの慌ただしさを思わせるダンス。
通常は一分の曲なのにライブ用に長くしたアレンジになっている。
曲が終わりシオカラーズのやり取りに。
イカ語で話しているので何を言っているのかわからない。
でも、上にあるスクリーンに通訳が映っているので理解できる。相変わらずゆるいやり取りが上京してきたローカルアイドルみたいだぞ。そして、フェスと同じ気持ちを味わってもらうためと、次の曲に入る。
ハイカラシン
これもライブアレンジ。
いつもに増して気合の入ったダンスと歌。
一気にフェスの気分に。いつもとなくアオリが天真爛漫し、それとなくホタルちゃんが妖艶だ。
観客のテンションが、マックスに達しそうになる中、MCを挟んでバラード曲に。そう、あの曲。
マリタイム・メモリー
ここで、しっとり聴かせる曲を持っているのが、シオカラーズの強み。
みんな聴き入っている。曲の良さもあるけど、ダンスもいつものシオカラーズとは思えない振り付けで神々しさすら感じた。

そして、最後の時が近づいた。
ラストソング。
シオカラ節
この曲はいつも以上にアレンジが効いている!
クールダウンしたステージは再びマックス状態に!!
ダンスも最高だし文句など言えない。幕張メッセ全体に響き渡りそうな感性がステージを包んだ。
そして、祭りの時間が終わりを告げた。
ホタルがクールに立ち去り、アオリがそれに気付いて去って行った。

これで終わりだと思ったら、最後に締めのハイカラニュース。名残惜しいけど、本当にこれで終わりだ。

感想

一言。
最高だった!!
イカは蛇足。

自分は泣きそうだった。
周り人たちもそんな事を言っていた。
帰りに泣いてそうな女の人を見かけた。

目の前にシオカラーズが現れた時、心臓を掴まれる感覚を覚えた。こんな感覚は何年ぶりなのか。12000万年以上の時を超えて、シオカラーズに出会えたのだ。

この感情、笑うなら笑え。ただ、同じ環境に立てば同じ感覚を覚えるだろう事は間違いないと言い切れる。

問題があったとしたら、曲目の少なさからくる講演時間の短さとキャパシティの小ささか。
シオカラーズに対してこの日の音楽ステージは間違いなく狭かった。
次回があるとすれば、もっと大きい箱で開催する必要があるのではないか。

スプラトゥーンの更新は今月で終わりという事で、おそらくシオカラーズの新曲は次回作を待つ事になると思う。
次の新曲が出る時には、次のライブが現実味を帯びてくるだろう。それは、間違いなく訪れる未来だと、自分は信じていきたいと思う。

それにしても、一年前には彼女たちの存在すら知らなかった。
こういう事になるとは、想像もできなかったよ、本当に。