アフターダーク2.0

2002-2003年にかけてテキストサイトヲチサイト「ダークマター」を運営していた濁の出涸らしブログ。基本、更新頻度低め。

ジェンダーとかそれ以前に、世間はターゲットを求めている

「女は家事、男は仕事」は、誰に対する差別? | 女性差別?男性差別? | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト 「女は家事、男は仕事」は、誰に対する差別? | 女性差別?男性差別? | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

何だろう。この、数式は合っているのに答えが違う数学の解答を見たような違和感は。
マーケティングターゲットの食い違いという理論で進んでいたのが、最終的に性意識の問題に落ち着いたのは違和感が拭えず。


それはともかく、ジェンダーとかフェミニズムの話しは置いといてですね、自分がこの騒動で怖いと思ったのは、批判者が批判対象の腹の中を自分の都合のいい様に解釈して批判している事。

自分は差別心なんて持っていないと言っても、解釈するのは批判者だから、説得はほぼ不可能。よって、最終的には本音は奥に引っ込めて、素直に謝罪するしかなくなる。

これって、ちょっとした恐怖ですよ。

個人的に、ジェンダーとしての話題よりも炎上のメカニズムに興味があって、そもそも燃え上がらせるに足る案件だったのかどうか。世の中の性差別と解釈できる案件なんて腐る程有るのに、なぜこれが選ばれたんだという、素直な疑問。

大体、著名な人物が批判していたから性差別と感じてしまった人間も、一定数いると思うんですよね。騒動が起きる前のフラットな状態でも性差別と感じたのかどうか、ちょっと聞いてみたい。
それにしても、最初に批判した人物も、ここまで賛同者が増え燃え上がるとは思ってなかったんじゃなかろうか。

いずれにしても、これ以上詮索しても、"痛くもない腹の中を探る"だけなので、ここまでにしておきます。
ただ、今のネットではターゲットを求める空気が強くなっているのかなと。

そして同時に、ターゲットにされる事を考慮しないといけない時代になったのかなと。

嫌な時代だけど、それが現実。